亜種 カモメ Larus canus kamtschatschensis
Mew Gull

2017.4.21 カモメ成鳥夏羽 撮影:寺沢 孝毅

全長:45cm 環境:海岸・漁港
旅鳥として春と初冬に記録される。
天売島での観察時期:3・4・11・12月

2013.4.30 カモメ成鳥夏羽 左:ユリカモメ、右:ウミネコ 撮影:寺沢 孝毅

亜種 ニシシベリアカモメ Larus canus heinei
Mew Gull

2020.3 亜種ニシシベリアカモメ成鳥夏羽 撮影:寺沢 孝毅

全長:45cm 環境:海岸・漁港
春に記録される。
天売島での観察時期:3月

[識別]
亜種ニシシベリアカモメは亜種カモメに比べP7のムーンが小さく、また初列風切翼後縁の白帯がかなり狭い。また、頭部は亜種カモメに比べ額が高く、丸く見える。
天売島ではカモメは旅鳥として春と秋に観察されるが、春の渡りの方が通過する個体数が多く、亜種ニシシベリアカモメが観察される可能性が高い。

亜種 コカモメ Larus canus brachyhynchus
Mew Gull


           

全長:45cm 環境:海岸・漁港
春に記録される。
天売島での観察時期:3月

[識別]
亜種コカモメは翼が他の亜種に比べ長くP8にムーンが入っており、また初列風切翼後縁の白帯が他の3亜種に比べかなり広い。また、頭部は他の亜種に比べ最も丸く見え、嘴は短い。P8のムーンについては亜種カモメにも少数だがムーンが入る個体もおり、この1点のみを識別点としてあげるのは難しいため、他の識別点も加味した上で判断する方が良い。
天売島ではカモメは旅鳥として春と秋に観察されるが、春の渡りの方が通過する個体数が多く、亜種コカモメが観察される可能性が高い。